ダービーロードでは競走馬が馬スキルを持っているのと同じく騎手も様々な「騎乗スキル」を持っていて、レースの条件によって騎手の影響力も異なってくる。
オリビエ・ペリエ騎手やミルコ・デムーロ騎手のような超一流の騎手は所持している「騎乗スキル」は種類やレベルが高く、どのような条件でも高い影響力を持っている。
けれど「騎乗スキル」は騎乗してもらうことでレベルが上がるので、「騎乗スキル」の関係で一定の条件ならばオリビエ・ペリエ騎手やミルコ・デムーロ騎手にもヒケを取らない影響力を発揮する騎手も沢山いる。
そこで条件別に影響力の高く、路線別に主戦にするのにおすすめの騎手をまとめてみることにした。
クラシック路線
クラシック路線で高い影響力を持つジョッキー。
三歳牝馬クラシックならば武幸四郎騎手
個人的にはソングオブウインドで菊花賞を制したり、メイショウドンタクで天皇賞春で3着に食い込んだように長距離で穴を開ける印象が強い武幸四郎騎手。
けれどティコティコタックに騎乗して10番人気で秋華賞に勝ち、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯をメイショウマンボで制したように牝馬クラシックに強い印象も受ける。
ダービーロードの武幸四郎騎手の騎乗スキルはメイショウマンボの影響が強いのか「牝馬」に強く、「牝馬限定」・「クラシック」・「3歳戦」の騎乗スキルを所持し、
武幸四郎騎手を育てると牝馬3冠レース(厳密には秋華賞はクラシックではないが)では高い影響力を発揮する。牝馬3冠を狙うなら武幸四郎騎手はおすすめの騎手だと思う。
短距離路線
スプリント・マイル戦で高い影響力を持つ騎手
短距離ならば松若風馬騎手
マイル戦では単勝回収率38%とイマイチかもしれないが、1200mのレースでは単勝回収率が164%の松若風馬騎手(2016年4月1日現在)
騎乗スキルは「短距離」しか所持していないが、
マイルまでのレースならそこそこの影響力を発揮するので、短距離馬の主戦なら安心して任せられる騎手だと思う。
長距離のレース
長距離レースに強い影響力を持つ騎手。
ステイヤーなら津村明秀騎手
津村騎手といえば菊花賞でコスモラピュタの逃げ、タマモベストプレイの印象が強く、
ダービーロードの津村明秀騎手は騎乗スキルは「長距離」を持っており、
長距離のレースでは影響力が126になるので長距離のレースを安心して任せられると思う。けれど、長距離レースにのみ出走することはないと思うので主戦騎手には向かないかもしれない。
芝のレース
芝のレースで影響力を持つ騎手
芝のレースなら石橋脩騎手
石橋脩騎手と言えばビートブラックの天皇賞春、安田記念2着に健闘したストロングリターン(翌年福永騎手騎乗で制しているが・・・)と、芝のレースでの活躍が印象深い。
ダービーロードで石橋脩騎手は「芝」・「左回り」・「短距離」の騎乗スキルを持っており、
芝のレース(短距離・左回りだとより)では高い影響力を持っている。芝馬なら距離を問わず影響力が高いので、芝馬なら安心して任せられると思う。
ダートのレース
ダートレースで影響力のある騎手
地方交流G1なら幸英明騎手
幸英明騎手は三冠牝馬スティルインラブの主戦騎手でもあったけれど、やはりホッコータルマエの印象が強く、
「剛腕」以外にも「地方」「ダート」といった騎乗スキルを所持し、
東京大賞典のような地方交流G1では影響力が137まで上がり、交流G1でトップクラスの影響力を持ちとても信頼できる騎手。
けれどレベル10まで上がる「剛腕」は距離・コース・馬場を問わないので全ての条件で安心して任せることのできる騎手だと思う。
古馬
古馬路線で影響力のある騎手。
古馬王道なら和田騎手
「古馬」の騎乗スキルが高く、「長距離」「継続騎乗」の騎乗スキルも持っている和田竜二騎手。
古馬のレースで長距離ならば影響力130まで伸びるので、晩成・持続タイプで古馬になってから期待できる馬の主戦を安心して任せられると思う。
騎乗スキル「古馬」「長距離」「継続騎乗」はグランドスラムを無敗で達成したテイエムオペラオーの影響が強い気がする(笑)。
オールマイティな騎手
どんな条件でも高い影響力を発揮する騎手
どんな条件でもユタカマジックの武豊騎手
武豊騎手はユタカマジックと言われていただけに騎乗スキル「マジック」を持ち、馬場・距離を問わずどのような条件でも高い影響力を発揮する。
「長距離レースは騎手で買え」と言われているように、天皇賞春を7勝している武豊騎手。「長距離」の騎乗スキルを持ち、サンデーサイレンス時代の名残か「追込」の騎乗スキルを持っている。
そのためダービーのようにクラシックディスタンス以上の距離でより高い影響力を発揮する。
武豊騎手についての持論
けれどトップジョッキーの中には騎乗スキルを4つ持っている騎手もおり、全盛期を考えると少し寂しい能力になっているかもしれない。
シーザリオでアメリカンオークスに挑戦した時「ジャパニーズスーパースター」、香港では「ジャパニーズ・レジェンドジョッキー」と言われている福永騎手は「海外」の騎乗スキルを持っている。
けれど海外に関して言えばシーキングザパールでモーリスドゲスト賞を制し日本調教馬の海外初勝利。
ドバイシーマクラシックでステイゴールドに騎乗し、ワールドチャンピョンシップチャンピョンに2年連続輝き、その年BCターフを制しカルティエ賞年度代表馬になったファンタスティックライトを差し切り、香港ヴァ―スにも騎乗し引退レースで初G1勝利をもたらす。
他にもジュライC、アベイユドロンシャンをアグネスワールドで制したり、アドマイヤムーンのドバイDF(現ドバイターフ)、キズナのニエル賞、ユートピアのゴドルフィンマイル、ラニのUAEダービー等海外レースを数多く制している。
というわけで「海外」の騎乗スキルが福永騎手のみ所持しているのは少し納得がいかない(笑)。
また武豊騎手は追い込みの印象が強いが、実際は「逃げ」「先行」で勝つレースの方が多く、サイレンススズカ、スマートファルコン、エイシンヒカリといった逃げ馬での活躍も多い。
そして武豊騎手はJBCクラシックを5連覇し、7勝挙げているように地方交流レースにめっぽう強く、またダート短距離で「先行馬」に騎乗した時抜群の信頼感がある。
というわけで「海外」「逃げ」「地方」「ダート」は所持していなければおかしい気もするが流石にこれは言い過ぎかもしれない(笑)。