今年の天皇賞秋はラブリーデイが勝ち中距離では無類の強さを見せ、年度代表馬に大手を掛けたと思う。その一方、もはや終わったかと思われていた名馬が、全盛期を彷彿とさせる豪脚で、伸びあぐねる前年の天皇賞馬スピルバーグを楽々と交わし終いまで足を伸ばしていた。
けれど「もはや終わった」ということには、語弊があるかもしれない。というのも札幌日経OPではルメール騎乗で出走し、好スタートから好位を進み、1コーナー過ぎで先頭に並ぶとハナに立ち、そのまま押し切ってレコードタイムで快勝。青葉賞以来の5年ぶりの勝利で競馬ファンを驚かせたと思う。
そういうわけで、札幌日経OPで復活の勝利を挙げ、続く天皇賞秋でブエナビスタの2着に追い込んできた豪脚を彷彿とさせる脚で終いまで伸びていたペルーサを見て、ダービーロードで「ペルーサ」産駒を使い、無敗の青葉賞馬を目指してみることにした。
ダービーロードでペルーサ産駒を作ってみた
井崎脩五郎先生の誕生コメントを見てみると、
父の「ペルーサ」に似てるね、これは良い馬だね
嬉しいことにペルーサ似の産駒の誕生。井崎脩五郎先生もペルーサ似で「良い馬」と間接的にペルーサを褒めている(笑)。
もう少しレア度の高い相手を配合相手にするつもりだったけれど、「奇跡の血量」が成立し、「爆発力がある」と配合評価も高かったので、「サンクスノート」を相手に選んだ。
早熟タイプなので、新馬戦から勝負になると期待しながら、デビュー前の調教を重ね、渾身の仕上げで、ついに待望のペルーサ産駒のデビュー戦に臨むことになった。けれど、
無料で乗ってくれる騎手に「横山典弘騎手」がいない(笑)。ペルーサと同じく横山典弘騎手でデビューさせる予定だっただけに残念だけど、新馬戦は岩田騎手で臨むことにした。
ダービーロードでペルーサ産駒が待望のデビュー
目標は藤沢ダービーと言われる青葉賞を制することなので、デビューは9月2週の阪神芝2000。屈腱炎で離脱してしまったが、今年のポルトフォイユのように近年有力馬のデビューが早まっている傾向にあるような気がするけれど、やはりクラシックを意識(青葉賞)するならばやはりデビューはこの距離がベストだと思う。
新馬戦のライバルとしてはアメリカンオークス2着のアサヒライジングがいるが、無敗の青葉賞馬を目指すペルーサ産駒の「メンヘラブロンド」の敵ではなく、グリグリの1番人気。勝つのは当たり前で、勝ち方が問われるレースと思い臨んだ新馬戦。
青い矢印の「メンヘラブロンド」は直線で、大外から一気に脚を伸ばし、内で伸びあぐねるアサヒライジングを楽々と交わし一気に先頭に躍り出るかと思われたが、
あと一歩届かずまさかの2着。デビュー戦でいきなり無敗の青葉賞馬は不可能になってしまったが、上位3頭が抜けていて4着以下を5馬身も千切っていることから、能力は疑いないと思ったのだが、
未勝利戦を脱出したのはデビュー3戦目。予定はくるってしまったが続く500万下を連勝しOP入りしたのはいいが、本賞金を積むことが出来ず、このままでは青葉賞制覇どころか出走が危うくなってくる。
そこでペルーサが皐月賞2着になるヒルノダムールに快勝した若葉Sで賞金を積もうと思ったがまさかの大敗。ここで青葉賞出走を諦めることに。
早熟タイプのはずなのにクラシック路線に乗ることが出来ず、1600万下を勝ち再度OP入りしたのは、8月4週。結局OP特別すら勝つことが出来ず、
能力が衰えてきた4歳5月で引退。目標だった青葉賞制覇どころか青葉賞出走すらかなわなかったので、もう少し強い相手と配合しリベンジしたいと思う(笑)。
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